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一部の方から既に色々祝福されている彼ですが、背後からの心境としましては「・・・末永く幸せになれよ(肩ぽむ」
・・・的な。
そんなわけで、帰宅した時の一こまっぽい感じで語り合わせてみよう(鬼
以下「つづきはこちら」から
・・・的な。
そんなわけで、帰宅した時の一こまっぽい感じで語り合わせてみよう(鬼
以下「つづきはこちら」から
がちゃ・・・ぎぃぃぃ・・・・・・バタン。
「・・・ただいま」
玄関から、常にも増して暗い声で帰宅の挨拶をする唯一。転校前のように下を向いており、その表情は出迎えた無双の位置からでは伺い知れない。
「おかえり、久しぶりだな。・・・楽しめたか?」
昨日は唯一の住む寮でお茶会があった日。何故わざわざ来たのか・・・そういった諸々を暗に聞こうと無双は言葉を選び・・・口を開いた。
「・・・なにがあった」
思いっきりストレートだ。
「あぁ・・・」
対して、唯一は顔を上げるもその視線はぼんやりと定まっておらず・・・。その様は夢遊病患者を連想させた。
「・・・とりあえず、お茶淹れてこよう。上がって待ってろ」
「おぅ・・・」
無双が(思いっきり白くて甘い)珈琲を淹れてきた時、唯一は応接間の椅子に腰掛けてぼんやり外を眺めていた。
とりあえず卓に珈琲とお菓子を置いてもくもく食い始める無双。言いたいことがあって来たとすれば、今わざわざ改めて訊くよりは言い出すのを待とうという姿勢だ。
「・・・・・・・・・なぁ」
2杯目の珈琲を淹れて戻ってきた無双に、唯一がぽつりと声をかける。
「ん?」
珈琲に口をつけながら聞き返す無双。そんな様子を見るともなしに眺めながら、唯一は訊く。
「・・・付き合うって、どうすればいいんだ」
「・・・・・・・・・」
(噴出しそうなのをなんとか堪え)カップを置く無双。そして卓の下をごそごそ漁り・・・
「俺が知るかーーーー!!!?」
鋼鉄製ハリセンの一撃で、唯一を沈黙させた。
「・・・で?なにがあったんだ?」
憮然とした態度で聞き質す無双。唯一は、頭をさすりつつ更に不機嫌な表情で答える。
「昨晩、あるヤツに告白したんだよ・・・」
「ほう?それで付き合い方を訊いて来たと言う事は、受けて貰えたのか」
「・・・あぁ」
にこりともしない唯一。なんとも恋話らしくない雰囲気だ。
「・・・で、何故そんなことを訊く」
「・・・正直、ボクが彼女に抱く想いが恋と呼ばれる類かそうでないのかはどうでもいい」
「いいのか?おぃ」
「いいんだ。どんな名前の感情であれ、この先ずっと大切に、そして共に歩む覚悟は決めた」
「あぁ、そう・・・。それで?」
「それで、だ。・・・具体的に何かすべきなんだろうか」
「・・・・・・・・・。例えば?」
「会ったらぎゅーっと抱き締めたりだとか、機会があれば口説くだとか、毎日プレゼントあげるべきなのか・・・」
「・・・一つ思うんだが。お前がソレをやりたいなら止めないし、そういうので相手を想っているというアピール出来るのも解る。
だが、それを受けて相手がどう思うかは考えた方がいいんじゃないか?無理して自分に付き合って貰ってるとか思われると、お前の好意は相手にとって重荷になるんじゃないか?」
「・・・・・・む」
・・・場を沈黙が支配する。
ややあって、ぼそりと呟く唯一。
「・・・お前、実は今の言葉自分に向けて言ったろ」
「・・・・・・・・・」
先行き不安な男達だった。
「要するに、だ。どう足掻いてももう過去は変えられないし、自分が望むように未来を創って行くように努力するしかないだろ」
「無理矢理纏めようとしてきやがった・・・!まぁ、自分らしく在れ、というのは解ったが」
言ってから、すっかり温くなった珈琲を一気飲みする唯一。カップを置いてからお菓子を一つ摘みつつ立ち上がり、背を向ける。
「もう行くのか。迷いは、吹っ切れたか?」
「いや、まだ迷いはある・・・。だが、それは迷いながらでも進むしかないし、俺一人で抱えてなければいけないわけじゃなさそうだからな。今は、とにかく動いて自分なりの答えを見つけるさ」
「あぁ、幸運を祈る」
「そちらもな。じゃ、珈琲ご馳走様。また今度、料理教えてくれ・・・」
立ち去ろうとする唯一に、無双が最後の言葉をかける。
「500円」
「・・・あ?」
「今の珈琲代とお菓子代。きっちり置いてけや、コラ。それに料理の講師代はとらんが、材料費はすべてお前持ちな」
・・・主夫根性逞しい無双であった。
あれ?気付けばSSになりかかってる?しかも豪く長くないか?
おかしーなー・・・。ともあれ、こんなやつら(及び背後)ですが、関係者の皆様どうか今後ともよしなにです!
そして駄文をここまで読んで頂き、誠にありがとうございます!
「・・・ただいま」
玄関から、常にも増して暗い声で帰宅の挨拶をする唯一。転校前のように下を向いており、その表情は出迎えた無双の位置からでは伺い知れない。
「おかえり、久しぶりだな。・・・楽しめたか?」
昨日は唯一の住む寮でお茶会があった日。何故わざわざ来たのか・・・そういった諸々を暗に聞こうと無双は言葉を選び・・・口を開いた。
「・・・なにがあった」
思いっきりストレートだ。
「あぁ・・・」
対して、唯一は顔を上げるもその視線はぼんやりと定まっておらず・・・。その様は夢遊病患者を連想させた。
「・・・とりあえず、お茶淹れてこよう。上がって待ってろ」
「おぅ・・・」
無双が(思いっきり白くて甘い)珈琲を淹れてきた時、唯一は応接間の椅子に腰掛けてぼんやり外を眺めていた。
とりあえず卓に珈琲とお菓子を置いてもくもく食い始める無双。言いたいことがあって来たとすれば、今わざわざ改めて訊くよりは言い出すのを待とうという姿勢だ。
「・・・・・・・・・なぁ」
2杯目の珈琲を淹れて戻ってきた無双に、唯一がぽつりと声をかける。
「ん?」
珈琲に口をつけながら聞き返す無双。そんな様子を見るともなしに眺めながら、唯一は訊く。
「・・・付き合うって、どうすればいいんだ」
「・・・・・・・・・」
(噴出しそうなのをなんとか堪え)カップを置く無双。そして卓の下をごそごそ漁り・・・
「俺が知るかーーーー!!!?」
鋼鉄製ハリセンの一撃で、唯一を沈黙させた。
「・・・で?なにがあったんだ?」
憮然とした態度で聞き質す無双。唯一は、頭をさすりつつ更に不機嫌な表情で答える。
「昨晩、あるヤツに告白したんだよ・・・」
「ほう?それで付き合い方を訊いて来たと言う事は、受けて貰えたのか」
「・・・あぁ」
にこりともしない唯一。なんとも恋話らしくない雰囲気だ。
「・・・で、何故そんなことを訊く」
「・・・正直、ボクが彼女に抱く想いが恋と呼ばれる類かそうでないのかはどうでもいい」
「いいのか?おぃ」
「いいんだ。どんな名前の感情であれ、この先ずっと大切に、そして共に歩む覚悟は決めた」
「あぁ、そう・・・。それで?」
「それで、だ。・・・具体的に何かすべきなんだろうか」
「・・・・・・・・・。例えば?」
「会ったらぎゅーっと抱き締めたりだとか、機会があれば口説くだとか、毎日プレゼントあげるべきなのか・・・」
「・・・一つ思うんだが。お前がソレをやりたいなら止めないし、そういうので相手を想っているというアピール出来るのも解る。
だが、それを受けて相手がどう思うかは考えた方がいいんじゃないか?無理して自分に付き合って貰ってるとか思われると、お前の好意は相手にとって重荷になるんじゃないか?」
「・・・・・・む」
・・・場を沈黙が支配する。
ややあって、ぼそりと呟く唯一。
「・・・お前、実は今の言葉自分に向けて言ったろ」
「・・・・・・・・・」
先行き不安な男達だった。
「要するに、だ。どう足掻いてももう過去は変えられないし、自分が望むように未来を創って行くように努力するしかないだろ」
「無理矢理纏めようとしてきやがった・・・!まぁ、自分らしく在れ、というのは解ったが」
言ってから、すっかり温くなった珈琲を一気飲みする唯一。カップを置いてからお菓子を一つ摘みつつ立ち上がり、背を向ける。
「もう行くのか。迷いは、吹っ切れたか?」
「いや、まだ迷いはある・・・。だが、それは迷いながらでも進むしかないし、俺一人で抱えてなければいけないわけじゃなさそうだからな。今は、とにかく動いて自分なりの答えを見つけるさ」
「あぁ、幸運を祈る」
「そちらもな。じゃ、珈琲ご馳走様。また今度、料理教えてくれ・・・」
立ち去ろうとする唯一に、無双が最後の言葉をかける。
「500円」
「・・・あ?」
「今の珈琲代とお菓子代。きっちり置いてけや、コラ。それに料理の講師代はとらんが、材料費はすべてお前持ちな」
・・・主夫根性逞しい無双であった。
あれ?気付けばSSになりかかってる?しかも豪く長くないか?
おかしーなー・・・。ともあれ、こんなやつら(及び背後)ですが、関係者の皆様どうか今後ともよしなにです!
そして駄文をここまで読んで頂き、誠にありがとうございます!
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★ プロフィール
HN:
後月 晦
性別:
非公開
職業:
黙秘
趣味:
混沌
自己紹介:
銀雨キャラ、円藤・無双(b42971)&武藤・唯一(b53884)のPLです。
この作品は、株式会社トミーウォーカーの運営するシルバーレイン』の世界観を元に、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。イラストの使用権は作品を発注したお客様に、著作権は作成された絵師様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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